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財務省は5日、05年度までの財政の「影響試算」をまとめ、自民党に示した。先に閣議決定した「経済財政の中期展望」では04年度から名目2.5%以上の成長を見込んでおり、この前提で試算すると、05年度の税収は02年度の46兆8000億円から48兆5000億円に伸びる。だが、05年度の歳出は社会保障関係費や国債費が膨らむため、02年度の81兆2000億円を上回る92兆1000億円となる。このため、39兆2000億円の国債発行が必要で、02年度の「国債発行30兆円」を大きく突破する。
「中期展望」では、税収と税外収入で国債費以外の歳出をまかなえる目安の基礎的収支、プライマリーバランスを、10年代初頭に黒字化すると掲げているが、目標実現の困難さを改めてみせつけた格好だ。
一方、名目成長率が0.5%にとどまると仮定すると、05年度の税収は02年度を下回る46兆1000億円にとどまる。歳出は92兆4000億円で、42兆円の国債発行が必要となるとしている。
試算は、昨年まで財務省版の「財政の中期展望」と呼んでいたもので、02年度予算の時点での制度や施策がそのまま続くとの前提で、機械的に計算している。
(11:57)