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午後5時過ぎのドル/円は、前週末NY終値と比べて強含み133円前半で取引されている。市場関係者によると、きょうの取引では、午前の仲値後にドル/円は弱含み、132.85円まで軟化したものの、午後に入ると買い戻しなどを背景に133円半ば付近まで強含んだ、という。ただ、買い一巡後は133円前半でのもみあいになっている、という。
市場では、これまでの円安局面の調整や、期末を控えた本邦勢のリパトリなどがドルの上値を抑えている、との指摘が聞かれる一方で、下値では、買い遅れた向きのドル買いも見られており、G7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)を控えてこう着感も強まっている、という。
市場では、午後のドル/円相場が買い一巡後にもみあいになっていることについて、「期末が近づき、リパトリ(資金の本国還流)やクーポンの利払いによるドル売り/円買い需要もあり、これまでのように簡単に円安が進行する構図ではなくなっている。一方で、ファンダメンタルズ的には株安などが進行しており、下値では輸入筋など買い遅れた向きのドル買い/円売りも出やすい。132円~133円にかけては、上昇局面でも、なかなか抜けきれなった水準であり、G7を控えて市場にはこう着感も出てきている」(信託)との指摘が聞かれた。
きょうのドルは、午前の仲値後に弱含み、132.85円まで軟化した。市場では、「朝方から変動の多い地合いだ。ドル/円は、ユーロ/円の動きに左右されているのではないか。輸出筋は、戻り売りといった姿勢。その一方で、輸入筋は、週末にG7(7カ国財務相・中央銀行総裁会議)を控え、あまり水準は変化しないだろうとの見方から、焦ってドル買いを行う感じではない」(上位都銀)との見方があった。
ただ、その後は、買い戻しなどにより、ドル/円は強含む展開となり、午後に入ると133円半ばまで上昇した、という。市場筋によると、「日経平均株価もじり安となっており、円安方向に振れやすい上に、仲値公示後に132.90円近辺でまとまったドル売りが出た割には底堅い感じだったことから、ドルが強含んだのでは。米系証券が中心となって、133.40円近辺のオファーをこなしているもよう」(外銀)という。また、ユーロ/円も強含んでいることから、ユーロ/円の動きにつられたドル/円の上昇を指摘する声も聞かれた。
一方、ユーロ/ドルは、0.86ドル前半で終始小動きとなった。