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【ニューヨーク2日共同】破産申請した米エネルギー大手エンロンが、1年間に10億ドル(約1330億円)に上る利益の水増しをしていたとする内部調査の報告書をまとめたことが2日、明らかになった。CNNテレビなど米メディアが一斉に報じた。
報告書によると、エンロンは、破たんの原因となった簿外債務の受け皿となる複数の投資組合を設立。それらを通じた複雑な取引によって利益水増しが行われた。
投資組合の設立を主導した元副社長ら経営幹部6人が私的に巨額の利益を受けていたことも判明。さらに設立までの意思決定にはケネス・レイ前会長とジェフリー・スキリング元最高経営責任者(CEO)にも重要な責任があると指摘している。
米議会は、4日にレイ前会長の公聴会を予定している。内部報告で責任が指摘されたことで、前会長ら同社経営陣に対する批判は一段と強まりそうだ。
エンロンは破たん前の昨年10月末に外部の法律専門家を長とする調査委員会を設置。取締役会への結果報告を求めていた。