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株式相場の長引く低迷が証券会社の収益を直撃している。日興コーディアルグループが31日発表した昨年10-12月期決算は16億円の連結経常赤字に転落。上場証券21社中16社が赤字となった。個人投資家の株式離れが深刻化し、投資信託の販売も振るわなかった。各社とも人件費など経費削減に取り組んだが、手数料収入の減少を補いきれなかった。
日興の株式売買委託手数料は4-12月累計で前年同期比29%減の550億円となった。「市場の縮小で個人取引の落ち込みが大きかった」(山本元取締役)。投資信託の販売手数料も半減した。
同グループのMMF(マネー・マネジメント・ファンド)が元本割れし、解約が殺到した影響については「MMFから上がる手数料はもともと少なかったが、顧客の信頼に応えられなかったのは大きい」(同)と説明している。
市況低迷は法人取引の足も引っ張った。株式トレーディング損益が悪化したほか、企業の新規上場や公募増資が鈍ったことで株式引受手数料も落ち込んだ。