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31日午前の短期金融市場では、日銀の短期国債買い切りによる資金供給オペで応札額が予定額に達しない札割れが発生した。同オペの札割れは29日にも発生しているが、毎週2回の定期実施分では初めて。短国買い切りは応札が最も集まりやすいオペの主体だっただけに、日銀の資金供給に手詰まり感が強まっている。
日銀は午前10時10分、短国買い切りオペを前々回25日より3000億円多い1兆5000億円と過去最高額で通知したが、応札額は1兆226億円にとどまった。落札の仕上がり利回りは新発政府短期証券(FB)3カ月物(156回債)を含めて下限の0.001%だった。
第一勧業銀行資金証券部のトレーダーによると、証券会社などは前日のFB入札において顧客への販売を目的に利益をほとんど無視して落札しており、顧客に0.001%で売れるものを、わざわざ同じレートで買い切りオペに応札しないと指摘する。
前日のFB入札では平均落札利回りが過去最低の0.0019%まで低下しており、証券会社の在庫確保の需要から一部0%でも落札。このため、日銀オペ金利の最小単位0.001%でも資金手当てをする意味がなくなっていた。
また、余剰資金を抱えた金融機関が深刻な運用難に陥っており、短期国債市場ではわずかな利回りでも購入する投資家が増えている。UFJキャピタルマーケッツ証券のトレーダーによると、前日のFB入札では投資家にはまっている玉がかなりあり、オペには玉が集まりづらくなっていると指摘する。