★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
議会筋によると、アルゼンチンの議会は、国際通貨基金(IMF)が反対の意向を示していた破産法修正案を可決した。同法案により、デフォルト(債務不履行)の淵に立たされている企業の運命は、中央銀行が握ることになるとされている。
アルゼンチン下院は、企業債務のデフォルトにつながりかねない資金の対外移動を禁止する条項は法案から除外したものの、そのような資金移動は、中央銀行の認可が必要される。 可決された法案は、ドゥウアルデ大統領の署名を経て発効する。
この法案では、債権者側の行動が180日間停止されるほか、銀行は損失として評価減するまで90日間の再交渉期間が与えられている。
海外の法曹関係者や破産法に詳しい専門家は、かねてより同国の破産法に批判的で、同法案が債権者権利を損なわせ、将来の海外からの融資の妨げになりかねない、と指摘している。
ケーラーIMF専務理事も、同法案は好ましくない決断であり、回避すべきだ、と表明していた。