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(回答先: W杯記念金貨、4万円で販売へ(朝日新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2002 年 1 月 17 日 22:45:10)
5月から日韓両国で開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)を記念して政府が発行する記念硬貨の販売価格が17日、額面1万円の金貨は4万円、同1000円の銀貨は6000円と決まった。金貨と銀貨のセットは4万5000円。
販売価格が額面を上回るのは、金貨と銀貨が通常よりも製造費用がかかる「プレミアム型」記念硬貨のため。同形式の硬貨は、97―98年発行の長野五輪記念、99年の天皇在位10周年記念の2例あり、今回が3例目。発売は今春の予定で、発行枚数は各10万枚。このほか額面500円のニッケル黄銅貨が額面通りの価格で3000万枚発行される。
最近の金の小売価格は1グラム約1200円で、コインは約15・6グラムの金を使うため、単純計算で製造コストは1枚約2万円。完売すれば、政府の利ざやは金貨分だけで約20億円。額面より高い値段について、財務省は「材料に貴金属を使い、製造コストが額面を上回る場合は、法的に認められている」と説明。ただ、高木勝・明治大教授は「販売価格を政府が意図的に引き上げて設定するのは、自らが貨幣の価値を否定する行為。それで政府が利益を得るのは不当利得にほかならない」と批判している。