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【ワシントン逸見義行】
米国際通信会社、グローバル・クロッシングが倒産したが、同社の会計事務所は、エンロン倒産でずさんな監査が批判されたアーサー・アンダーセンだった。負債額で米史上最大と4番目の倒産に関係していたことで、イメージ低下は避けられそうにない。
グローバルの倒産で、アンダーセンの不手際を問う声は出ていない。しかし、監査手数料を大幅に上回る、コンサルティングなどの手数料を受け取っていたのは、エンロンと同じだった。00年に、グローバルから監査手数料230万ドル(約3億円)、監査以外1200万ドルを受け取った。エンロンの場合は、監査手数料2500万ドル、監査以外2700万ドルで、高額収入を維持するために監査が甘くなったとの疑いが出ていた。
アンダーセンのベラルディーノ最高経営責任者は28日の会見で「エンロン事件をきっかけに顧客は減少した」と業績悪化を認め、信頼回復に全力をあげる方針を示した。しかし、グローバルの倒産はイメージ悪化を加速させそうだ。