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【ニューヨーク28日=坂本裕寿】
光通信大手グローバル・クロッシングは28日、米連邦破産法11条(日本の会社更生法に相当)の適用を申請したと発表した。負債総額は124億ドル(約1兆6000億円)と見られる。負債総額では今月破たんした米小売り大手Kマートを上回り、総資産の規模では米エネルギー大手エンロンなどに次いで過去4位の大型破たんとなる。
破産法申請と同時に、アジアで合弁事業を行っている香港、シンガポールの通信会社2社から計7億5000万ドルの出資を受け、当面営業は続けるという。グローバル・クロッシングは97年創業の新興通信会社で、光ケーブルなどを使って世界27か国、約200の都市に高速通信網を作り上げたが、世界的な景気後退を受けた通信業界の低迷で業績が急速に悪化し、設備投資に向けた多額の借り入れ負担が経営を圧迫した。
同社は、丸紅と共同で日米間を結ぶ海底ケーブルを敷設し、2000年1月からサービスを開始したほか、子会社を通じて東京、大阪、名古屋など主要都市を結ぶ光ファイバー回線を販売、賃貸する事業も展開している。
(1月29日13:20)