★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
銀行が資金調達に使う普通社債や金融債の利回りが上昇している。債券市場では不良債権処理の遅れや信用力の低下を懸念する声が多く、投資に慎重なためで、国債に比べた上乗せ金利幅は拡大したままだ。銀行にとって資金調達コストの上昇となり、一部住宅ローンなど長期の貸出金利の引き上げに波及し始めている。この傾向が長引けば銀行収益を圧迫するほか、景気回復の足かせとなる恐れがある。
三井住友銀行が30日に発行する期間5年の普通社債(1000億円)の表面利率は0.92%で、昨年10月発行時の0.66%から大幅に上昇。28日に発行された東京三菱銀行の5年債(500億円)も表面利率が0.77%で、昨年10月の0.61%から上昇した。
債券流通市場での銀行債の評価は国債利回りとの格差でみることが多い。三井住友銀債の国債に対する上乗せ幅は0.35%で、旧住友銀行が99年10月に発行を始めてから、過去最高水準。UFJ銀行の5年物普通社債の上乗せ幅は0.5%弱、日本興業銀行発行の5年物利付金融債も0.6%台と開いている。