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森金融庁長官は、東京海上火災保険<8751>と朝日生命保険による経営統合前倒しなどの交渉について、
できるだけ早くよい結果が公表されればよい、との認識を示した。
定例会見で述べたもの。
森長官は、東京海上と朝日生命が、東京海上による朝日生命への基金拠出や東京海上あんしん生命と朝日生命との合併などについ
て行っている交渉について、「できるだけ早くよい結果が公表されればよいと考えている」と述べた。また、先日の国会で、”森長官が東
京海上の石原社長に対して保険商品の認可権を持ち出した上で交渉の早期決定を求めた”との趣旨の話があった件について、森長官
は、「東京海上の社長に圧力を加えた事実はまったくない。事実無根だ」と強調した。その上で、「私は、監督局の報告を聞いているだけ
で、監督局を飛び越えて東京海上に何かするということは、そもそもありえない」と語った。
また、森長官は、明治生命保険と安田生命保険が2004年4月をめどに合併する計画を発表したことについて、「保険会社の経営基盤
の強化や商品開発力の向上が見込まれるわけで、当局としては、業界全体のより一層の発展と安定につながる点から高く評価してい
る」と述べた。