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国内企業の間で保有資産を証券の形に仕立てて投資家に販売し、資金を調達する証券化の動きが急速に広がっている。日本経済新聞社の集計では証券化の際に発行する資産担保証券(ABS)は2001年、前年比25%増の3兆5500億円発行され、初めて株式発行を抜いた。相場の低迷で株式発行ではなく、証券化で借入金の返済を進め、財務の改善を図る企業が増えていることが大きい。
企業が昨年、資本市場から直接資金を調達した金額は前年比5%増の15兆1900億円。このうちエクイティファイナンス(株式発行を伴う資金調達)は3兆3700億円と7%減少、ABSの増加が補った。証券化は普通社債(8兆2600億円)の43%に達し、企業の主要な資金調達手段として定着しつつある。企業による証券化が最も進んでいるのはノンバンクなどが保有するリース料債権や自動車ローン債権で、昨年はこうした金銭債権の証券化が1兆9200億円と61%増えた。