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【ニューヨーク26日共同】経営破たんした米エネルギー大手エンロンの巨額簿外債務の存在が、同社が破たんする約3年前に、米監査法人・コンサルタント大手プライスウォーターハウス・クーパースに指摘されていたことが明らかになった。27日付の米紙ニューヨーク・タイムズが、関係者の話として報じた。
1999年に、水面下でエンロンと対等合併を協議していたドイツのエネルギー大手フェーバ(現在はエーオン)に対し、協議を仲介したプライスウォーターハウスが、エンロンが巨額の債務を簿外に移し、貸借対照表を良好に見せ掛けていると警告。合併は破談になった。破たんの約3年前から、巨額簿外債務の存在が関係者の間で指摘されていたことになり、米証券取引委員会(SEC)やエンロンの監査法人だったアンダーセンが詳細に調べていれば不明朗会計がもっと早く明らかになった可能性がある。監督当局などの責任があらためて問われそうだ。