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17日の債券相場は反落。先物中心限月である3月物は前日終値より39銭安い137円42銭と日中取引時間中の最安値で取引を終えた。日銀による中長期国債買い切りオペの拡充策を巡って「将来的には日銀の国債引き受けにつながるのでは」との思惑が強まり、相場の地合いが悪い中を仕掛け的な売りも出て、一段安になった。
日銀がオペ拡充策を発表した前日16日に買っていた向きの売りも出て、朝方から軟調だった。株安によるリスク許容力の低下で、これまで債券市場で主要な投資家だった銀行が債券の積み増しにさらに消極的になるのではとの見方も売り材料視された。さらに銀行に対する公的資金の再注入論議を背景に国債増発の懸念が消えず、買いが見送られた。
現物債相場も反落。新発10年物国債である235回1月債の利回りは業者間市場で前日終値より0.015%高い1.415%で取引されている。1.4%台で推移することが最近は多くなっており、「投資家の押し目買いに一巡感も出ている」(野村証券金融市場部)という。新発5年物国債である17回1月債の利回りは同0.025%高い0.560%で取引されている。
一般債市場で新発債の商いは閑散。5年物利付金融債では、しんきん中金債が0.705%で取引が成立した。政府保証債、公募地方債、国内普通社債は取引が成立しなかった。