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柳沢伯夫金融相は25日午後の衆院財務金融委員会で、3月金融危機説に関して、「不良債権処理で大型倒産が発生するとかとの関連で言われている」と指摘したうえで、「問題は、不良債権処理損よりも、株価のレベル。何とか(日経平均株価が)1万円の上の方にいってもらいたいな、というのが正直なところ」と述べた。自由党の藤島正之氏への答弁。
同相の発言は、金融機関の経営健全性に影響を与える日経平均株価の水準について、昨年9月末の9774円を1つの前提として考えており、この水準を下回ってくると前提条件が狂ってくるとの考えに基づくもの。
また同相は、不良債権処理について、主要行が2001年9月中間期決算で発表した今年度の処理損は6.4兆円になる見通しであると述べたうえで、「内々にヒアリングすると、かなりのものを盛り込んでいる。(6.4兆円が多少)上ぶれ、下ぶれしても、それでもって金融機関が資本の面でおかしくなるとは思っていない」と強調した。
さらに同相は、金融機関経営の健全化について、「死にもの狂いで努力してもらいたい」と述べ、経営者により一層の努力を促した。