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(回答先: デフレ報告書の公表見送り 政府と日銀 共同 投稿者 倉田佳典 日時 2002 年 1 月 25 日 18:15:59)
総務省が25日発表した2001年平均の全国の消費者物価指数(2000年=100)は価格変動の激しい生鮮食品を除く総合が99.2で、前年比0.8%下落した。2年連続の下落で、比較可能な1971年以来、最大の下げ幅。竹中平蔵経済財政担当相は「日本経済の緩やかなデフレが改めて確認された」と述べ、経済財政諮問会議で総合的なデフレ対策を議論する考えを示した。
10大項目でみると、冷蔵庫や洗濯機などの家電の値下がりで家具・家事用品は前年比3.6%の大幅な下落。パソコンや旅館の宿泊料を含む教養娯楽は3.0%の下落となった。カジュアル衣料「ユニクロ」に象徴される衣料品の価格低下で被服・履物は2.2%下落。これら3項目は過去最大の下落率を記録した。
総務省が同時に発表した東京都区部の今年1月の消費者物価指数(中旬の速報値、生鮮食品を除く)は97.8で、前年同月比1.2%の下落となった。2年4カ月連続で前年同月の水準を下回った。衣料品や耐久消費財の価格低下に加えて、米同時テロの影響で外国パック旅行や航空運賃の値下がりも続いている。