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整理回収機構(RCC)は25日、信託機能を活用し、金融機関の不良債権を証券化して処理する契約を結んだ。RCCは昨年8月に信託業務の認可を受けて以来、不良債権を証券化して売却する準備を進めてきており、今回の契約が証券化の第1号となる。
第1号となったのは、RCCなどが特定目的会社(SPC)を通じて買い取ったあさひ銀行、三菱信託銀行などの約1000億円の不良債権で、RCCと三菱信託銀行に信託譲渡した。債権の評価額は140億円で、RCCと同行は受益証券を約100億円発行し、投資家に販売する。残る40億円は一般に販売せず、劣後受益証券として米ゴールドマンサックスが引き受ける。 【川口雅浩】