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塩川正十郎財務相は23日午後の会見で、1ドル=134円台で推移している為替相場について、「円安進行の速度が速すぎると感じないか」との問いに対して「あんた方が騒ぐから(為替相場が動く)。なんにも関与していない。全然感じていない。言及すること自体がおかしい」と述べ、円安の進行速度は速すぎないとの認識を示すとともに為替相場に注目が集まりすぎることに不快感をあらわにした。オニール米財務長官が為替と不良債権問題は別物などとする発言をしたことについては「その通りだ」と述べるとともに円安の日本経済への影響について「つかんでいない」と述べた。
オニール長官は同日午後の都内での講演で「為替操作で生産性向上や不良債権問題は解決できない」と語った。これについて塩川財務相は「その通り」と同意、為替相場とは切り離して不良債権問題を解決することの重要性を強調した。円安が日本経済を下支えするとの見方に関連しては、「(為替相場の変動が)どう(日本経済へ)反映するかまだ実感としてつかんでいない」との認識を示した。
また、前日のオニール長官との会談で人為的に円安を誘導していることはないと説明したときの経緯などをたずねられると、オニール長官からの質問でなく自らが率先し米国の関心事項として不良債権問題や財政政策、為替の円安があるとあげたことを紹介した。
株式相場が下落していることについては「株の変動は何が基準でこうなっているのかわからない。思い当たることがない」との感想を漏らした。