★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
ダイエーが買い戻されて一時155円まで上昇(引けは139円前日比24円高)し、前場は4大メガバンクが堅調推移となっていた。しかしながら、時間の経過とともに東証一部の値上がり銘柄が減少し、値下がり銘柄数が増加し、結局引けは値上がり305、値下がり1071銘柄とほぼ全面安。地合いが寄り付き、前引け、後場、大引けと時間の経過とともに上値の重さ、地合いの悪さが実感される展開となった。日経平均現物指数は10050.98円と明日以降の1万円大台の攻防が意識されるレベルまで下落した。
本日は、13時過ぎに電子媒体を通じて、米紙報道として、米ディスカウントストアのKマートが破産法を22日朝にも適用申請すると報じられたことで、市場には今晩の米国市場動向に懸念が生じ手控え気分が強まったことも引けにかけ売り物が出易くなったとも言えよう。グローベックスでは、ナスダック100が軟調推移を続けておりこれまたハイテク株中心に買い難いムードを助長したようだ。
市場の注目と関心は、政府の銀行への公的資金注入に集まっている可能性が高く、これなくしては反発はしないというムードが感じられる。明日以降、下値は信託銀行経由の年金資金が買い支え的に動くだろうが、あまりに政策対応が遅いようだとせっかく株主責任を問う企業再生スキームを確立したのに市場の評価は得られないことになる。早期のアナウンスが待たれる局面と考えておきたい。