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財務省が17日発表した昨年11月の国際収支状況(速報)によると、海外とのモノやサービスの取引状況などを示す経常収支の黒字額は、前年同月比19・4%増の1兆1253億円となり、3か月連続で前年を上回った。貿易収支の黒字額が減少する一方で、外国債の利子受け取りなどの所得収支の黒字幅が拡大したためだ。経常黒字幅が3か月連続で拡大するのは、2000年2―4月以来となる。財務省は「2001年初めから悪化傾向にあった経常収支は、改善の方向へ転換しつつある」(国際収支室)と見ている。
貿易黒字は同16・9%減の6401億円となり、17か月連続で黒字幅を縮小した。半導体や事務用機器などのIT(情報技術)関連の輸出が減少、輸入額の減少幅を上回った。
これに対し、サービス収支は、米同時テロの影響で出国者数が同41・9%減となり、航空運賃の支払額が減少したことなどから、赤字額が1062億円縮小して、2661億円となった。所得収支の黒字額は、同31・7%増の8181億円で、統計上、比較可能な85年以降では5番目の高水準だった。