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経営破たんした米エンロンのレイ最高経営責任者(CEO)が、不明瞭な会計処理について幹部から報告を受けた翌月、社員に対し自社株を購入するよう促していたことが分かった。
レイCEOと社員が昨年9月26日に行った電子討論会の議事録によると、レイCEOは社員の質問に答える形で、エンロン株の買い増しを「強く推奨」。「個人的にはエンロンの株価は信じられないほど割安だと思う。数年後に振り返った時、今が(自社株購入の)素晴らしい機会だったことが分かる」との考えを示した。
同9月26日のエンロン株の終値は25.15ドル。年初からの下落率は70%に達していた。同社は12月2日に連邦破産法の適用を申請。米企業としては過去2番目の規模の倒産となった。
この討論会でレイCEOは、エンロン株が売られたのは、株価の下落を望んだトレーダーがうわさを広めたためだと批判。社員に対し家族や友人に対しエンロン株について好意的に語るよう促したという。
レイCEOはさらに「エンロンの経営基盤は健全で、バランスシートはしっかりしている」と主張、「第3四半期(7−9月)の見通しは明るく、目標を達成することになる」と語ったという。