★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
ダイエーの経営再建策がまとまったことを受け、大手銀行は他の経営不振企業向け貸出債権の処理を加速させる。大口融資先の破たんが相次ぐと損失処理の負担がかさんで各行の経営が圧迫されるためで、3月の決算期末を控え、債権放棄などで支援して再建を目指す企業と、法的に整理する企業との選別に本格着手する。当面はゼネコン(総合建設会社)の扱いが焦点となる。
不良債権が特に多い流通、建設、不動産の3業種に対する大手行の貸出金残高は9月末で約84兆円。このうち不良債権は13.1%にあたる約11兆円にのぼる。不良債権の最終処理を進めるとともに、新規の不良債権発生をくい止めるために、各行とも三業種向けの貸出残高を急ピッチで圧縮している。この動きは3月末にかけてさらに加速する見通しだ。