★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
米財務省のオニール長官は、依然として、強いドルが米国の国益にかなうと確信している。
米財務省のテーラー次官(国際経済担当)が来週の予定を発表する際に記者団に明らかにした。
オニール長官は、21日からの東京でのアフガニスタン復興支援閣僚級会議に参加するため来日する予定。
こうした予定を発表している際に記者団からドルに関する米国の政策について質問を受け、テーラー次官は、「そうした問題についての責務は財務長官にあり、(財務長官は米国の為替)政策は変わっていないと主張している」と述べた。
テーラー次官はオニール長官に同行し訪日の予定。
テーラー次官に対する記者団からの質問の多くは、米国が日本の経済活性化努力に満足しているかどうかに集中した。同次官は、日本がデフレや膨大な規模の不良債権といった問題に取り組む上での進展の兆候がみられると指摘した。さらに、経済改革に取り組もうとする小泉首相の姿勢は前向きな展開だ、との見方を示した。
その上で、「改革自体は良い。改革のペースは常に、速ければ速いほど良いと考えている」と述べるとともに、具体的な是正措置をめぐる政治的合意の成立が遅れているのは問題だ、と示唆した。
さらに、「物事がもっと迅速に進むのが望ましいと考えている」とした上で、日本は不良債権問題の対処で「いつまでも行動せずにいるわけにはいかない」との見方を示した。
日本の貿易相手国であるアジア諸国の一部や米製造業者は、日本が円安を容認することで、輸出主導での問題解決を目指しているようだ、と抗議している。
テーラー次官は、「日本経済の成長ペース加速が、最終的に恩恵をもたらす」と述べた。
米経済についてテーラー次官は、オニール長官が日本の高官らに、2001年3月に始まったリセッション(景気後退)から「かなりしっかりした回復」に向かっていると伝える可能性が高い、と述べた。
その上で同次官は、年末までには米経済は年率3%前後の成長率で推移するとの予想を示し、「回復を実感しつつある」と言って間違いない、と付け加えた。