★阿修羅♪ 国家破産6 ★阿修羅♪ |
【ワシントン18日共同】20日からのオニール米財務長官の訪日に同行するテーラー米財務次官(国際問題担当)は18日、米記者団と会見し、日本に対し量的金融緩和の拡大と早期の不良債権処理への取り組みに強い期待を表明した。同次官は「日銀が何らかの方法で量的緩和を拡大することが非常に好ましい」と述べ、「それがデフレを終結させ、成長の足かせを取り去る」と指摘。量的緩和の方法については、社債や外債などを例示し「重要なのは何かを買って資金供 給量を増やすことだ」と方法論で一歩踏み込んだ。
同次官は米財務省の対日経済政策の実質的な責任者で、今回の発言は日本政府・日銀の政策運営に影響を及ぼしそうだ。同次官は日本経済の資金の流れについて、ここ数カ月にわたって通貨供給量が大きく増加していないと指摘。その理由として日銀の量的緩和にもかかわらず、金融市場から調達した資金を企業などの新規貸し出しに回すはずの民間銀行が、こうした金融の仲介機能を果たしていないと述べ、「仲介機能を回復させるためにも不良債権処理に取り組むべきだ」と強調した。