★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
皆さん、明けましておめでとうございます。いよいよ2001年が終わり2002年という新しい年になりました。昨年はアメリカでは巨大テロ事件が起きたり、日本ではデフレがさらに悪化して金融不安、大型倒産が続出したりと大変な年でありました。
新聞等にはほとんど取り上げられていませんのでご存じない方もいらっしゃるかも知れませんが、福島銀行ではすでに取り付け騒ぎが起きております。また、栃木県では信用金庫、信用組合が連鎖倒産しました。このような状況を見ていますと、バブル崩壊以降、今年2002年は今までで最悪の年となりそうだという予感がしております。
ところで、私たちが今注目すべきはアルゼンチンの動向です。昨年の秋以降、アルゼンチンでは国家破産の余波によって深刻な金融不安に見舞われていましたが、12月に入って政府は預金封鎖、つまり預金の引き出し制限を実施、そこから端を発した経済暴動、さらに政権崩壊という大変な状況になっております。
年が明けたばかりの3日、アメリカの世界的に有名な経済新聞であるウォール・ストリート・ジャーナル誌に「東京アルゼンチン」という見出しで、アルゼンチンの次は日本であるという主旨の社説が掲載されました。私たちはアルゼンチンで起きていることを対岸の火事と見過ごしてはなりません。というのも、わが国の財政状況はアルゼンチン以上に深刻であるからです。
今年はこの国をどうしたら良いのか、そして、もし財政破綻が防げないのであれば財産を自分自身でどのように守ればいいのかということを本気で考えなくてはならない年だと思います。日本が陥っている深刻な状況に気づくのが遅かったり、国家破産などあるはずがないと思い込んで何の手も打たない人は財産が大幅に目減りしてしまうことでしょう。2002年は私たち日本人にとって正念場であるということを是非肝に銘じていただきたいと思います。
(2002年1月7日付 浅井隆の最新コメント)
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