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01/12 17:49 中国、円安に懸念強める 党機関紙が批判論評 外経85
【北京12日共同】中国が急激な円安に懸念を強め始めた。アジ
ア通貨の切り下げ競争が生じ、自国の経済運営が一段と厳しくなる
恐れがあるためだ。共産党大会を秋に控え、政治的にも安定した経
済成長が重要になっている。
十二日付の共産党機関紙、人民日報は「円安は東アジア経済に危
害を及ぼす」と題した政府系研究機関のエコノミストの論評を掲載
。「円安は新たな通貨切り下げ競争を触発し、全面的な通貨危機を
引き起こすだろう」と警告した。
論評は、円安批判の連載形式で、十日付の「円安が日本経済を救
うことはできない」に次いで二回目。十一日には中国の外務省も「
円安が続けばアジアの経済発展と金融の安定に良くない影響をもた
らす」との談話を出し、日本に「責任ある態度」を求めた。
中国経済は昨年、内需拡大を軸に前年比7・3%の成長を確保し
たが、輸出は予想以上に低迷し、十―十二月期の経済成長率は6%
台に落ち込んだとみられる。
昨年策定した二○○五年までの国民経済の中期目標「第十次五カ
年計画」は、年間の経済成長率目標として7%程度を打ち出したが
、今年の目標達成は昨年以上に厳しい情勢だ。
今秋に開かれる五年に一度の共産党大会では、江沢民総書記(国
家主席)ら指導部の大幅な入れ替わりが予想されており、政治的に
も安定成長は重要課題だ。
(了) 020112 1749
[2002-01-12-17:49]