★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
01/11 15:52 共通通貨実現の機運高まる 経済のドル化後退で 外経68
【ブエノスアイレス11日共同】アルゼンチンが経済のドル化路
線から後退したことで、通貨政策をめぐり一時悪化していたブラジ
ルとの関係が改善し、周辺諸国との将来の共通通貨の実現に向けた
機運が高まっている。
両国が合意すれば、ウルグアイ、パラグアイとともに四カ国で構
成する南部共同市場(メルコスル)域内の共通通貨への展望が開け
る。チリ、ボリビアの準加盟国も含めれば、人口計約二億四千万人
の市場の通貨共通化となる。
アルゼンチンのルカウフ外相は九日、最初の外遊先としてブラジ
リアを訪問、カルドゾ大統領らの歓迎を受けた。ブラジルは隣国の
「ドル化」の可能性が消えたことで、フラガ中央銀行総裁らが共通
通貨への期待感を表明している。デラルア政権時代はカバロ元経済
財政相がブラジルの一九九九年の通貨切り下げを非難するなど関係
が悪化していた。
通貨共通化の際には米ドルと欧州連合(EU)のユーロを合わせ
た指標との変動制という方法が有力視され、十年後に実現するとの
見方も出ている。
ペソは一ドル=一・四ペソに切り下げられたが、市中の実勢レー
トはさらに下落する可能性もある。一方ブラジル通貨レアルは変動
相場制に移行後、一時一ドル=二・八レアル台まで急落したが、現
在は二・三レアル台まで回復している。
(了) 020111 1551
[2002-01-11-15:51]