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UFJホールディングス、三井住友銀行など、新たな経営再建策を模索中のダイエーの主力取引金融3グループ(個別行では三和、東海、三井住友、富士の4行)を中心に大幅下落。三菱東京フィナンシャル・グループなどほかの主要銀行株も軟調となった。
市場では、「ダイエーの再建計画の練り直しは、問題の先送りにつながる可能性がある」(新光証券の瀬川剛エクイティストラテジスト)との声に加え、与党を中心に高まる公的資金再注入論についても「優先株などでの資本注入の形をとれば、配当問題が拡大するだけ」(瀬川氏)との厳しい指摘もある。
11日終値は、UFJが前日比2万3000円(7.88%)安の26万9000円、みずほが1万5000円(5.15%)安の27万6000円、三井住友が29円(5.34%)安の514円、三菱東京FGが3万2000円(3.85%)安の80万円など。
ダイエーは、グループで約2兆3000億円の有利子負債を早期に圧縮するため、主力4行と債権放棄や資産売却などを選択肢とした新たな再建計画の策定に向けた協議に入っている。一部報道によると、プロ球団のダイエーホークスなど福岡に拠点を置く子会社株式の一部売却案なども浮上している。
こうした動きを受け、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は10日、債権放棄を通じた金融支援は、「選択的債務不履行」にあたるとして、ダイエーの長期格付けを引き下げており、これを懸念する向きもある。