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日本銀行が11日発表した2001年12月の通貨供給量(マネーサプライ)速報によると、代表的な指標である「M2+CD」(現金、要求払い預金、定期性預金、譲渡性預金の合計)の月中平均残高は、前年同月に比べ3・4%増の662兆2000億円だった。伸び率は99年10月(3・6%増)以来の高い伸びとなった。
このうち、現金と要求払い預金を合わせた「M1」は13・7%増だったのに対し、準通貨(定期性預金など)は、4・8%減と、68年1月の統計開始以来、最大のマイナス幅になった。
低金利に加え、4月のペイオフ(破たんした金融機関からの預金の払い戻し保証額を元本1000万円とその利子までとする措置)の凍結解除が近づき、定期預金などから、4月以降も1年間全額保護が続く普通預金や当座預金などへの資金移動が進んだためとみられる。
また、2001年1年間の「M2+CD」の平均残高は、前年比2・8%増だった。
(1月11日10:57)