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小泉純一郎首相は10日午後(日本時間同)、東南アジア歴訪の2番目の訪問国となるマレーシアのクアラルンプールに到着、首相府でマハティール首相と会談した。マハティール首相は日本の円安について「中国や東南アジア諸国連合(ASEAN)の通貨に影響が出るのではと関心を持っている」と懸念を表明した。小泉首相はテロや海賊対策など「アジア地域が共同対処すべき課題」に積極的役割を果たす考えを示した。安全保障面での日本の役割に関してマハティール首相は「軍事大国化について全く心配していない」と指摘、テロ対策ではパレスチナ問題など根本原因の解決の必要性を強調した。小泉首相は「パレスチナ和平で何ができるか考えたい」と応じた。
小泉首相は円安問題で「意図的に下げているのではない。マーケットが決めることだ」と説明。「構造改革が進めば日本経済は必ず回復し、再び(ASEAN地域の)経済のけん引車になる」と構造改革を通じた経済再生に自信を示した。マハティール首相は構造改革の推進を支持した。
小泉首相は、日本とASEANとの自由貿易圏を視野に幅広い経済分野の連携強化を目指す「包括的経済連携構想」を提案した。マハティール首相は中国とASEANとの間で「激しい競争」が起きる可能性を指摘し、「セーフティーネット(安全網)をASEANと日本、中国、韓国とで考えたい」と述べた。