★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
【クアラルンプール10日=粟井康夫】
東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪中の小泉純一郎首相は10日午後、マレーシアに到着し、クアラルンプール市内の首相府でマハティール首相と会談した。最近の円安を巡って、マハティール首相が「中国人民元やASEAN通貨に影響が出るのではないかと関心を持って見守っている」と懸念を示したのに対し、小泉首相は「(日本政府として)意図的に下げているわけではない。マーケットが決めることだ」と述べ、意図的な円安誘導を否定した。
小泉首相は貿易、投資、教育など幅広い分野での経済連携を模索する「日・ASEAN包括的経済連携構想」を提案。マハティール首相は「中国は大きく魅力的な市場だが、同時にASEANとの間に厳しい競争も起こる可能性がある」と指摘したうえで、米欧の自由貿易圏とのバランスからも中国や韓国を含めた「ASEAN+3」の枠組みを強化する方向での検討する必要があるとの認識を示した。