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格付け機関フィッチは、日本の銀行セクターについて、今年および来年にかけて引き続き低迷する可能性が高い、との予想を発表した。主要邦銀の中間決算発表を受けたもの。
フィッチは昨年11月、政府による邦銀支援のコストを主因に日本のソブリン格付けを引き下げている。また、ソブリン格付けの変更を受け、主要邦銀の長期格付けも引き下げられている。
フィッチのアジアの銀行セクター責任者は、「優先株が多く含まれていることや繰延税金資産の影響から、邦銀の資本の質は高いとは言えない。いったんこれらの要因が取り除かれれば、銀行の“純粋な資本”は危険な程薄くなる」としている。
フィッチは、日本政府に対する銀行問題認識に関する圧力が増大するとともに、邦銀への圧力も増大する、と指摘した上で、政府主導による大規模な資本注入は差し迫っている、との見方を示した。