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(回答先: 景況感さらに悪化 日銀短観〔朝日新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 12 日 10:46:05)
日銀が十二日発表した企業短期経済観測調査(短観、十二月調査)によると、業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた業況判断指数(DI)は、景気の目安となる大企業製造業でマイナス三八と前回の九月調査を五ポイント下回り、四期連続で悪化した。
米中枢同時テロなどの影響で世界同時不況の懸念が強まる中、日本経済は、景気悪化と物価下落が同時進行するデフレスパイラルの瀬戸際にある。青木建設の経営破たんなどが示した金融機関の不良債権処理に伴う「痛み」も今後本格化しそうで、企業心理を一段と慎重にしたとみられる。
大企業非製造業のDIは五ポイント悪化のマイナス二二。中小企業は製造業で二ポイント悪化のマイナス四九、非製造業でも二ポイント悪化のマイナス三九。来年三月までの先行きを予測したDIは、大企業製造業でマイナス三六と、不透明感が強いことを示した。