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三井住友銀行は8日、米国子会社を通じて保有している米大手証券ゴールドマン・サックス・グループの株式867万株強を、今月10日をメドにすべて売却すると発表した。売却益は税引き前で6億5000万ドル(約850億円)に上る見込み。不良債権の処理原資を確保するねらいだ。
三井住友銀は米子会社SMBCキャピタル・マーケットを通じゴールドマン株を保有している。2001年11月に全株売却の方針を固めていたが、最終的に1株当たり93ドルで買い手がついた模様だ。手数料を差し引いた後の売却総額は7億9400万ドル。同行は2002年3月期の業績予想に今回の売却を織り込み済みで、予想の修正はしないとしている。
ゴールドマン株は旧住友銀行が1986年に同社と資本提携した際に取得した。当時は発行済み株式数の10%強を保有する大株主になったが、その後の数回の株式放出で保有比率は1.8%に低下していた。今回の分も含め、三井住友銀がゴールドマン株放出で手にした売却益は累計24億ドルを超えた計算だ。