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柳沢伯夫金融担当相は8日の閣議後の記者会見で金融危機への対応について「公的資金であれ何であれベストのオプションを選択していかなければならない」と述べ、銀行への公的資金の資本再注入も排除せず適切に対処する考えを強調した。金融相は「難局に一歩もたじろがない闘志を持ち、冷静かつ果断に対応する」との決意を示した。
不良債権処理の加速により銀行が自己資本不足に陥るのではないかとの懸念から、経済界などで公的資金の再注入を容認する声が強まっている。金融相は「基本的に銀行の体力、自助努力で乗り切れるとの認識を持っている」と述べたが「世の中にはいろいろな見方があり、金融は信用なので見方によって実態が動くこともある」と指摘した。そのうえで「客観的事実と世の中の見方との間に齟齬(そご)が生じる場合がある」と述べ、信用不安の波及で金融危機が生じる恐れがある場合には「いろいろな見方や考え方を十分に参考にして総合的に判断し、当局の責任でベストの選択をする」と語った。