財務省の黒田東彦財務官は8日、同省で記者団に対し、最近の為替相場について「今の状況は経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)を反映する方向での修正過程」と述べた。この発言は、円安傾向を容認する姿勢を示したと受け止められる。同財務官はさらに、「構造改革を進める今後1、2年の調整期間に、ファンダメンタルズを強化することが重要だが、しばらく時間がかかる」と語った。
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