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アルゼンチン国会下院は6日未明、通貨制度改革に関する特別権限を政府に与える「公共緊急法」を可決した。上院も近く可決し、同法が成立する見込み。ドゥアルデ新政権は成立後にペソ切り下げに踏み切る。カピタニッチ首相は切り下げで1ドルを1.4ペソ前後にするとの考えを示した。
世論調査でも、通貨改革特権の法案に対する支持率は7割前後に上る。ドル建て債務を切り下げ前にペソに切り替えることや、預金の全額保護が国民に支持されている。
しかし、債務のペソへの切り替えには、損失を被る銀行など金融業界の反発が強く、多額の補償金を要求しそうだ。
地元紙の報道によると、スペインのアスナール首相はドゥアルデ大統領に電話で、外資系企業が被る損失について強い懸念を伝えた。銀行や通信の分野ではスペイン資本の会社が多い。
カピタニッチ首相は01年の財政赤字が「110億ドル」に上ると指摘。デラルア元政権が国際通貨基金(IMF)と合意していた目標額65億ドルを大きく上回った。(21:42)