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アルゼンチンのドゥアルデ新政権は4日午後に発表する新経済政策で、通貨ペソ切り下げの道筋を示す一方、銀行預金の保護などで国民の不安の払しょくに努める方針を固めた。
ドゥアルデ新大統領は「ドルでの預金はドル、ペソではペソで全額を引き出せる」と述べた。ただし、引き出し額を1口座で1カ月につき1000米ドルに制限する措置は続いており、全額をいつ引き出せるかは不明。
預金の引き出し制限への抗議から、すでに二つの政権が倒れており、通貨切り下げ後の社会の混乱を防ぐには、預金の保護が欠かせない。
借金は預金以上に事情が複雑だ。住宅や車のドル建てローンを抱える人をどう救済するか。家賃が米ドルの場合も多く、どうペソ額に切り替えさせるかも課題だ。
通貨ペソは30%か40%切り下げた後、米ドル、ユーロ、ブラジル・レアルの3通貨を一定の比率で交ぜ合わせた仮想通貨と連動させる「通貨バスケット方式」の採用が有力になってきた。ただ、新政権の経済顧問団では、切り下げ直後に同方式に移行するか、3カ月後に移行するかで、意見が割れている模様だ。(