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モルガン・スタンレー・ディーン・ウ ィッター証券の梅本徹為替ストラテジストは、2002年のドル・円相場について、 1ドル=125円から160円を中心に推移すると予想。「1−3月期は国内勢
のリパ トリエーションの動きが強まることが予想されドルの上限は135円付近にとどまる。日本売りのような展開になる可能性があるのはむしろ4月以降」とみている。
梅本氏が、ドルの下値のメドを1ドル=125円としている理由は、円安容認 姿勢を明確にした政府・日銀が、景
気悪化局面での円高進行に対して、これま でよりも円安水準で円売り介入に踏み込んでくるとみているため
だ。「非常にボ ラタイルな展開になる可能性がある」と言う。
大半の市場参加者は、決算期末を控えた1−3月期に円売りのピークを迎えるとみているが、梅本氏は「国内
金融機関を中心としたリパトリが予想され、1月上旬に円安が進んだ後はむしろ125円方向へ向けてドルが軟
化。期末までは 株安・円高の状況で推移する」とみている。
4月以降は再び国内景気の悪化を背景とした円安基調が再燃。円安に対す る米国や中国などの反応を見極
めながらの取引が予想されると言う。仮に米国 の景気回復期待が後退し、日本経済への悪影響への懸念が
強まった場合は、円 売り圧力が増加し、1ドル=160円台到達の可能性があるとみている。