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読売新聞社は、主要企業30社のトップを対象とした恒例の「新春・景気アンケート」を実施した。2002年度中に完全失業率が6%以上に達すると予想した経営トップは24人と全体の8割を占めた上、8%という予測も出るなど、雇用環境の悪化に歯止めがかからないとの見方が強まっている。
雇用対策として浮上しているワークシェアリング(1人当たりの労働時間を短縮して仕事を分け合う制度)についても、即時導入に前向きな回答は2人だけだったが、検討の必要性を指摘する意見が相次いだ。
2002年の国内景気については、「足踏み状態が続く」が11人と最多で、「底打ち感はみられるが、回復に向けた足取りは重い」が9人、「緩やかに後退する」が8人だった。一方、「緩やかに回復」は1人、「本格的に回復」はゼロとなり、2002年中の回復局面入りは難しいという見方が大勢を占めた。
2002年度の実質経済成長率は、26人が2年連続のマイナスを予測し、政府経済見通しの0・0%が達成可能と回答した人は4人にとどまった。また、同年度の消費者物価指数は28人が前年比マイナスと見ており、経営トップの大半はデフレが当面続くと予想している。
一方、自社の業績が「好調」と答えたトップは3人で、昨年調査の8人を大きく下回った。また、2002年3月期決算(または2002年中に迎える本決算)の見通しは、全体の3分の1に当たる10人が「減収・減益」としており、景気悪化に伴う収益の減少は避けられないようだ。