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2001年の1年間で「円の実力」が1割弱低下した。主要32通貨の中で各通貨の相対的な実力を示す日経通貨インデックス(1995年=100)でみると、外国為替取引を終えた12月28日時点で円は97.1と、年初の1月4日と比べて約9%下落した。32通貨の中で最大の下落率となり、円の不人気ぶりが表れた格好だ。
日経通貨インデックスは主要通貨の為替レートを貿易額の国別割合で加重平均して算出する実効為替レートのひとつ。外為市場で円は2001年を通してドル、ユーロなどに対し下落。12月には相次ぐ企業破たんや市場参加者の「通貨当局が円安を容認している」との見方を背景に8円程度円安・ドル高が進んだ。主要通貨の中で年初からのインデックス上昇率が大きかったのは米ドルで6.9%。香港ドルや英ポンドも上昇した。米同時テロ後の資金の安全志向を反映したスイスフランや、経済が比較的堅調だったタイバーツも上がった。ユーロは対円では上昇したが、対ドルで売られたことからインデックスでみると年初に比べ0.5%の下落だった。