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【リオデジャネイロ31日=共同】
アルゼンチンの有力紙クラリンの三十一日の報道によると、アルゼンチンの経済財政省は、銀行の定期預金の満期を九十−百八十日間延長し、事実上の預金凍結の継続を検討している。
デラルア元政権は、十二月初めに最長九十日間の預金凍結を表明しており、この措置を踏襲、強化する方向。
アルゼンチンの中央銀行も、預金凍結を解除すれば資金が流出し銀行が破たんする恐れがあるとし、安定政権が発足して信頼できる経済政策が確立されるまで解除を見送るよう、慎重な立場を取っている。
同国の預金総額約六百四十億ドルのうち定期預金は約百二十万口座、計約四百億ドル。富裕層の多くは既に資金を逃避させているもようで、定期預金口座の約80%は三万ドル以下の小口預金となっている。
このため、中流層にとって預金が守られるかどうかが最大の関心事。社会不安の原因にもなっており、同省は当面三千ドルを限度に引き出しを認める措置も検討している。