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(回答先: アルゼンチンのロドリゲスサア暫定大統領辞任(朝日新聞) 投稿者 sanetomi 日時 2001 年 12 月 31 日 11:45:39)
12/31 08:03 中南米の盟主の野望崩れる スペインの戦略に誤算 外経09
【リオデジャネイロ30日共同】中南米諸国の国営企業の民営化
の流れに乗り同諸国に投資を集中してきたスペインが、アルゼンチ
ンの経済危機の深刻化に伴う、同国の債務不履行(デフォルト)と
通貨ペソ切り下げの不安におののいている。
旧宗主国としての関係の深さから、中南米の繁栄を足掛かりに将
来はその盟主として、主要国会議(G8)に食い込もうという野望
も、アルゼンチンの混乱とともに崩れ去ろうとしている。
同国への一九九○年代の投資額でスペインは計約四百十億ドルと
、米国に次いで第二位を占め、他の西欧諸国を大きく引き離してき
た。投資分野は金融、通信、石油ガス、電力など広範にわたり、ア
ルゼンチンの主要企業を傘下におさめ、スペイン政府も信用供与で
後押ししてきた。
スペインの二大銀行のほか、石油大手レプソルYPF、通信大手
テレフォニカなど代表的企業が参入している。
経済危機に際して、スペインの誤算となったのは米国の姿勢。今
回はロシアやアジアの経済危機と違い他の新興市場に波及するドミ
ノ現象の心配もなく、ブッシュ米政権は金融支援に否定的だ。米主
要金融機関の投資残高は計百三億ドル(九月末)に上るが、多くは
「収益の2%にすぎない」(シティグループ)として、独力で損失
を処理できる体力がある。
スペインは主要国でただ一国、ピケ外相が慌ててアルゼンチンを
訪問しロドリゲス暫定大統領と会談したが事態の混乱は深まるばか
り。通貨切り下げで投資額の評価損に追い込まれれば、スペイン市
場の株価暴落は必至だ。
(了) 011231 0802
[2001-12-31-08:03]