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4大銀行グループが2002年3月期に、総額で23兆円を超える株式や融資などのリスク資産の圧縮を計画していることが30日、分かった。貸出先の業績が悪化し不良債権が増えたり、保有株式の下落で含み損が拡大する危険性を減らすのが狙い。
4大グループには、資産圧縮とセットで資本増強を図る動きもある。追加的な不良債権処理から自己資本が不足するとの見方が市場にくすぶる中で、各グループの対応には、自己資本比率を上げ経営の健全化をアピールする考えもある。
各グループは、債権の売却や流動化、株式の持ち合い解消などを進めリスク資産を減らす。01年3月末の4大グループ合計のリスク資産は約300兆円で、1年間で7%超を一気に削減する計算になる。
このうち第一勧業、富士、日本興業の3行が統合したみずほフィナンシャルグループは、本年度上期中に4兆3100億円の資産圧縮を実施。通期では9兆円規模を圧縮する構えだ。
三井住友銀行は、通期で5兆円程度を圧縮。三和、東海、東洋信託の3行が統合したUFJグループも、通期で5兆−6兆円規模の圧縮を図る方針だ。
東京三菱銀行と三菱信託銀行などが経営統合した三菱東京フィナンシャル・グループは上期で約3兆1500億円を削減。05年3月末までに計5兆円規模の資産圧縮を計画している。
資本増強は、UFJが優先出資証券を既に発行、みずほも近く実施する。