★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
多額の不良債権処理で地方銀行、第二地方銀行の体力低下が目立ってきた。株価低迷を受け9月末で94行合計の有価証券の含み損益は差し引きで約1兆4900億円と3月末に比べ34.9%減少した。32行が有価証券の含み損を抱える。2002年3月期通期も19行が最終赤字の見通しで、収益力向上にもメドがたたない状況が続いている。
不良債権残高が減らないのは「景気低迷による地元企業の業況悪化」(青森銀行)が大きい。青森銀の9月末の不良債権残高は地元スーパー破たんなどで1年前に比べ24%増えた。マイカルの法的整理の影響も出ている。岩手銀行は関連会社の破たんもあり54%増加。足利銀行は金融庁の検査の結果、系列ノンバンク4社を回収に注意を要する「要注意先」から「破たん懸念先」に見直した。福岡シティ銀行など査定を厳しくした結果、公表不良債権が増えた銀行も多い。