★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
【ワシントン12日=吉次弘志】
総合エネルギー会社、エンロンの破たんを巡り、米下院金融サービス委員会の小委員会は12日、公聴会を開いた。決算の不正を見抜けなかったとして厳しく批判されている同社の監査法人、アーサー・アンダーセンのベラルディーノ会長は「破たんの原因となった重要な情報の提供を受けていない」ことを初めて明らかにした。
エンロンの破たんは、連結対象から外した関連会社との金融取引が簿外債務となり市場からの信認を失ったのが原因。ベラルディーノ会長は、エンロン側が簿外債務について意図的に情報を隠したと指摘し「監査の限界」を強調した。ただ「結果的に会計処理の判断に誤りがあった」とも述べ、今後の監査体制の強化などに含みを持たせた。
同会長の議会証言についてエンロンは12日「アンダーセンに情報を開示していた」との反論声明を発表している。