★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
社債などの債務の返済能力を示す格付けが低下する日本企業が急増している。2001年に、格付投資情報センター(R&I)が前年の1.7倍の86社を格下げしたほか、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が1.5倍の44社、米ムーディーズ・インベスターズ・サービスが前年より2社多い21社を引き下げた。景気後退に伴い、企業の信用力の低下を反映している。
格付けの引き下げは情報技術(IT)不況で業績が急速に悪化した大手電機メーカー、不良債権処理で体力低下が著しい銀行などで特に目立った。R&Iによる格下げ企業数は、製造業が42社、金融が18社、生保が5社(保険支払い能力)。NEC、東芝など大手電機メーカーがダブルAマイナスからシングルAプラスに下がったほか、財務体質の改善が遅れている重機メーカーや流通企業では二段階以上、低下したケースもあった。金融機関では不良債権処理に伴う体力低下を反映し、三和銀行、三井住友銀行、あさひ銀行などが格下げされた。