第二地方銀行の石川銀行(本店金沢市)が自主再建を断念し、預金保険法に基づく破たん処理を金融庁に申請する見通しであることが28日、明らかになった。金融庁が10月から実施している金融検査で、不良債権の追加処理を迫られ、自己資本比率が急速に低下したため。預金は全額保護される。日銀は要請があれば、無担保・無制限の特別融資で資金繰りを支援する。銀行の破たんは1999年10月の新潟中央銀行以来約2年2カ月ぶり。
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