★阿修羅♪ 国家破産5 ★阿修羅♪ |
小泉純一郎首相にとって初めての予算編成となった2002年度予算の政府案が24日、決まった。首相が新規国債発行額の30兆円枠にこだわり続けた結果、随所に「隠れ借金」が復活し、財政の透明化が一歩後退した印象はぬぐえない。野党側はこの点を一斉に批判しており、来月21日召集の次期通常国会では、隠れ借金を巡る論戦が焦点になりそうだ。
「不明朗な隠れ借金体質に逆戻りし、国債30兆円枠は形がい化した。粉飾まやかし予算と言わざるを得ない」。民主党の岡田克也政調会長は24日、予算案を厳しく批判する談話を発表した。同党が強く求めてきた公共事業費の削減を巡っても「今年度第二次補正予算で埋め合わせをしており、バラマキ体質は不変だ」と断じ、通常国会での追及姿勢を鮮明にした。
他の野党も「隠れ借金」批判に照準を絞る。自由党の藤井裕久幹事長は「隠れ借金で穴埋めし、国債30兆円枠堅持の意味は事実上破たんした」と指摘。共産、社民両党も「4兆円もの隠れ借金による、ごまかしの数字合わせに過ぎない」、「隠れ借金の手法を駆使している」と批判した。