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(回答先: 債務支払い停止、元利とも=アルゼンチン【サンパウロ23日時事】 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2001 年 12 月 24 日 14:24:23)
塩川財務相は、アルゼンチンの金融危機について、同国のサムライ債を購入している人がいるため、日本にも影響がある、と述べた。
2002年度予算政府案を決定した臨時閣議後の会見で述べたもの。
塩川財務相は、アルゼンチンの金融危機について、「われわれにも影響がある。日本でアルゼンチンの債権(サムライ債)を買っている人がいるので、その点を心配している」と述べたほか、「IMF(国際通貨基金)との関係がうまくいかなかったようだ。早期にIMFとの関係を改善して、立ち直って欲しい」と語った。
また、きょうの臨時閣議で決定した2002年度予算政府案について、「渋くて苦労も多かったが、なんとか賄いが付いたので、各大臣は安心してくれたと思う」と述べたほか、「幅広くコストを見直したことは良かった。また、要求の原点を見直してくれたことも良かった」と語った。また、「改革先行する分野への、もう一段の刺激が必要だ。規制緩和も本格的にやってもらわないといけないので、先行させて、それによる痛みを分析し、2003年度予算に備える」との認識を示した。
塩川財務相は、改革先行する分野への刺激という点について、「公社・公団の改正に手を付ける道路関係の管理委員会に、早期に着手して欲しい。これをやると、議論の中で、特殊法人への政府部内の考えや、国民の見方も変わる」とした。さらに、「もうひとつは、金融の体質改善だ。現在、中小企業を中心とした金融のセーフティネットが構築されているが、もう一段補強する必要があると思う」と語り、具体的には、「政府系金融機関に資金を拡大させていくことだ。中小企業は、金融パニック時に借りた資金の返済期になっており、資金繰りに苦しんでいる。これを緩和するような手を打っていかないといけない。中小企業庁など、関係省庁と密接に協議したい」と述べた。